入学金一括払い！の前に考えておきたい老後資金

大学へ進学される年齢のお子さんをお持ちの親御さん方の場合、世間でいう「働き盛り」の年代の方が多いはずです。
仕事も脂がのっている分、収入もほぼピークに達している時期といえるかもしれません。
そして、その時期にそろそろ老後のことについて計画していかなければいけない時期にも達してきています。

ご家庭によってはカワイイ子供のために、大学進学時用に蓄えているまとまった資金もあることでしょう。
教育ローンに頼らなくてもいいようにこのときのためにコツコツ貯めてきたのだからと、なんのためらいもなく使ってしまうその前に。

今、世間を騒がせている「年金問題」を考えてみてください。
年金がもらえるかどうかという問題以前に管理体制が危ぶまれているこのご時勢です。
また、会社のために身を粉にして働いても、退職金はどんどんと減る一方なのです。
そんな中で自分たちが老後を迎える将来、今よりは信頼できる国や会社になっていて欲しいという希望はあるかもしれませんが、あまりあてにはできないのも実情です。
そうなると、老後の資金はある程度自分たちで確保するという覚悟と準備が必要になってきます。

大金である大学資金を現金でポーンと支払ってしまったら、親としての役目を果たした達成感はあるでしょう。
しかし、手元に現金は残りません・・・。
現金で準備できるのだからと教育ローンには頼らないのもひとつの手段ですが、この時期にしか利用できない超低金利の教育ローン。万が一、老後に資金不足になってお金を借りようと思っても、低金利の「老後ローン」などというものは今のところ存在しません。
だったら、ここは老後対策も考え教育ローンという手段を使って現金は手元に残しておくのも価値有る判断ではないでしょうか？

お子様の進学を考えるのを機に、一度家族の将来計画を今一度話し合われてもよいのかもしれません。