教育ローンはどんな人が利用しているの？

我が家は教育ローンを利用しています。　子どもの進学費用が家計ではまかないきれずに利用してみました。
事前に教育費を準備できなかったことは、親としてなってないと思いますか？

『ローンに頼る』ということは、一般的にみて少なからず後ろめたい気持ちがある方がいらっしゃるでしょう。
実際にどういった方が教育ローンを利用しているかのデータがあるので、教育ローンを利用することについて考えて見ましょう。

以下のデータは、国民生活金融公庫が行っているデータなので、いわゆる「国の教育ローン」の利用者データです。
もっとも利用者の多い教育ローンが、国の教育ローンだと思いますので、教育ローン利用者の現状を知るには充分なデータだと思われます。

このデータによると、最も一般的な教育ローン利用者は以下のようになります。
・子どもは２人の４人家族である。
・一家の稼ぎ手であるお父さんは５０歳前後である。
・お母さんのパート代も含めて、世帯の年収は約６５０万円である。
・教育ローンは子どもの大学進学のために利用する。

如何ですか？　この年代では極平均的な年収の、極一般的な家族構成ので極々普通の１００００件以上のご家庭で利用されているんです。
そして重要なのは、教育ローンを利用したからといって教育費は家計で充分まかないきれているかといえば、実はそうでもないようです。
外食や衣類の購入を抑えたり、家族旅行を控えたりして何とか教育費を捻出している家庭が６割以上あるそうです。
お子さん自身にアルバイトなどをしてもい教育費をまかなっている家庭も半数近くあります。

教育費をまかなうというのは、どこの家庭でもとても負担が大きく、教育ローンを利用したりして何とか切り抜けているのが実情です。
これから考えると、教育ローンを活用し教育費をまかなっているのは、今の日本の極一般的な姿のようですね。